あなたのシミってほんとに肝斑?肝斑について知っておきたい5つの事

2017年9月21日

肝斑

最近、肝斑<かんぱん>というシミの知名度がとても高くなりました。
肝斑のケアをするには、まずあなたのシミが肝斑なのか知る必要があります。

肝斑とは

1,頬骨の高い部分にほぼ左右対称に出る。
他にも額や鼻の下に出る場合もある。

2,色は薄茶かグレー。
太いブラシでベタッと塗ったような大きさのシミ。

3,40代以上に多い。

4,ホルモンバランスが変わる時期に出やすい。
(妊娠中・更年期・ビルや婦人科疾患治療のための薬などホルモン剤を使ったとき)

5,生理周期や体調によってシミが濃くなったり薄くなったりすることがある。

以上の特徴に当てはまるものが肝斑です。
テレビや雑誌などでもよく紹介されているので知っている人も多いと思います。

でも、上記にまったく当てはまらないシミなのに「肝斑なんです」という人が多いんです。

肝斑の人気は絶大

実際のところ女性が気にするシミの60%以上は老人性色素斑<ろうじんせいしきそはん>
というものです。
老人性色素斑は長い間、紫外線を浴びてきたためにできたシミのことです。
でも、「自分のシミは肝斑に違いない」と思っている女性が80%以上もいるようです。

ではなぜみんな肝斑だと思い込みたいのでしょうか?

一つ言えるのは老人性色素斑という名称です。
実際にシミの大半が老人性色素斑だとしても、「老人」というのはあまりにも響きが悪いですよね。
女性なら自分が「老人」だと思いたくないのが当然です。

それに比べて肝斑は「女性ホルモンのバランスが乱れた時に出やすい」のが特徴です。
あくまで「一時的なもの」という感じが「肝斑であって欲しい」という気持ちになりがちです。

また、わざわざ通院してレーザー治療をしなくても、飲み薬だけで治るということも、期待感を持たせる要因です。
さらに、テレビやCMでも取り上げられて、なんだか目新しい感じがすることも一因でしょう。
そういう事もひっくるめて、ここ10年ほど肝斑の人気は絶大なものとなっています。

他にも肝斑だと思い込みたい理由は
「シミが頬骨の高いところに出たから」というのものです。
確かに肝斑の特徴と一致しています。

でも、シミというのは頬骨の高いところに出やすいものです。
なぜなら強く紫外線を受ける部分だからです。

頬骨に丸いシミが点々とある場合は、肝斑ではありません。
本当は違うシミなのに肝斑だと思いたくて、肝斑の治療法をしていても意味はありません。
老人性色素斑であれば肝斑用の飲み薬は効きません。
完全にシミを消すにはレーザーで治療しないと消えないことが多いんです。

肝斑を治すには

肝斑には「トラネキサム酸を飲めば効く」という話を聞いた人も多いでしょう。
ただ、これを飲めば絶対に消えるというものではありません。
薄くはなりますが、必ずしも完全に消えるというわけではありません。
薬だからと言って100%効くわけではないんです。

トラネキサム酸は市販されています。
一度試してみることをオススメします。
ただ、2か月ほど飲んでも改善しない場合は、ほかの方法に変えた方がいいです。
桂枝茯苓丸<けいしぶくりょうがん>という漢方薬が効く人もいるみたいです。

肝斑は薬を飲めばすぐに消えるものではないです。
でも、コツコツ続ければ改善する可能性が高いです。
肝斑は自宅でセルフケアも可能です。
ですが、より効果的な治療を受けたい場合は美容皮膚科を受診してみましょう。

肝斑は紫外線によってできるシミではありません。
でも、紫外線が当たると濃くなります。
そうならないようにパウダーファンデーションでしっかり防ぎましょう。
他にもたたく、こするなどの刺激でも濃くなります。
できるだけ強くさわらないように気を付けて。

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸は止血剤の一種です。
血栓ができやすくなる可能性があります。
なので、血管が詰まりやすくなる50代以上の人が長期間飲むのはやめた方がいいです。

トラネキサム酸は肝斑以外のシミには効果がありません。
「美白効果がありそう」と何年も飲み続けている人がいるようですが、意味が無いのでやめましょう。

トラネキサム酸・漢方薬などの内服薬が効かない場合は
ケミカルピーリング、ビタミンCイオン導入などで美白方面からのケアをしてみましょう。

肝斑に似た厄介なシミ

毎日のスキンケアのときに頬骨周辺を触るときにも注意が必要です。
あまり強くさわりすぎると肌がくすんで肝斑のようなシミができることがあります。

化粧水をつけるときに手で頬をパンパンと叩いてませんか?
コットンでこすってませんか?

このような刺激がシミの原因になることが多いんです。
こんなことを何年も続けていると、だんだんと肌が黒ずんできちゃいます。
そうしてできたシミは頬骨の近くにジワジワ広がります。
すると、一目見ただけでは肝斑なのかシミなのか分からなくなることがあります。

このシミは肝斑に似ていますが違うものなので、トラネキサム酸などの内服薬は効果がありません。
対処法としては刺激を与えないように。
クリニックでのケミカルピーリングやビタミンCイオン導入などの美白ケアを長期間続けるしかありません。

まとめ

みなさん、大切にしているバッグなどは丁寧に扱いますよね。
お肌も同じように大切に扱ってください。
化粧水などを塗るときに叩いたりこすったりすれば肌に入っていくと思っていませんか?
美肌の第一歩は肌を大切に丁寧に扱うことなんです。